投球数から見るセリーグ

投球数からセリーグを見ていくブログです。

セリーグ・中継ぎ投球数(7/31~8/6)

今回は7月31日から8月6日の中継ぎ投球数を集計し、まとめたいと思います。

 

・巨人

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
宮國   17球 18球 休日     27球 62球
大江 17球   40球       57球
堀岡   8球 9球     29球 46球
田中     25球     6球 31球
高梨 11球     12球 7球   30球
大竹 21球       9球   30球
鍵谷 14球     12球     26球
中川 12球       14球   26球
高木     23球       23球
増田大           13球 13球
沼田           11球 11球

この週の巨人の目玉は、何といっても野手の増田大輝選手の登板ですね。

増田大輝選手が登板する時点で、巨人のベンチにいた投手は大竹、鍵谷、中川、大江。

ビハインドでの登板となると大江選手を登板させてもおかしくはなかったと思うのですが、そこでも増田大輝選手を登板させたことに巨人のリスク管理が見えてくるのかなと思います。

大江選手はこの前の週(7月24日~7月30日)で71球、そしてこの週(7月31日~8月6日)でも8月6日の前の段階で57球を投げており、投球数が多くなってしまっています。

あの場面で大江選手を登板させなかったことには、巨人首脳陣が大江選手の疲労を心配して温存させたリスク管理が見えてくるのかなと思います。

(ただ大江選手を守った一方、堀岡選手のメンタル的に傷をつけてしまった可能性がありますが・・・)

 

・横浜

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
石田 6球 11球   休日 19球   13球 49球
三嶋 13球     15球   10球 38球
エスコバー 19球       11球   30球
パットン   27球         27球
山崎 13球       12球   25球
武藤         20球   20球
国吉 18球           18球
三上     17球       17球
平田         10球   10球

この週の横浜は投球数を分散できていて良かったかなと思います。

先発陣のうち4人が7イニングを投げたので、投手運用的には出来すぎな一週間で、後のぶり返しが気になるところではありますが。

 

阪神

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
馬場 16球   31球 休日 20球     67球
小川   17球   15球 15球   47球
ガンケル 17球   12球     13球 42球
伊藤   23球   19球     42球
スアレス 28球   12球       40球
藤川 14球   21球       35球
望月       17球   16球 33球
能見   14球     5球   19球

この週の阪神は馬場選手以外は上手く投球数を分散できていたのかなと思います。

投球数が多くなってしまった馬場選手も、前の週(7月24日~7月30日)では26球と少なかったので、大きな疲労にはならないかなと思います。

 

・広島

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
ケムナ   59球   休日     19球 78球
薮田 35球     16球   24球 75球
菊池保   26球       18球 44球
塹江       25球 15球   40球
フランスア       16球 20球   36球
島内   14球       18球 32球
高橋       31球     31球
DJ.ジョンソン 11球         11球 22球
一岡         6球   6球

広島は毎週中継ぎの誰かしらが70球以上投げる状態で、あまり中継ぎ運用上手くいってない印象です。

シーズン序盤は先発の完投や雨天中止の試合が多く、中継ぎの投球数抑えめでいけていましたが、先発が完投できなくなってくると中継ぎにしわ寄せがきてしまっているのかなと思います。

現在のプロ野球では先発の完投の方が異常事態なことだと思うので、先発が完投しなくても中継ぎにしわ寄せがこないような中継ぎの運用を目指したいところですね。

 

・中日

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
谷元       休日   33球 8球 41球
ゴンサレス         27球 14球 41球
濱田達       17球 21球   38球
山本         34球   34球
佐藤       13球   21球 34球
岡田           14球 14球
R.マルティネス   11球         11球

この週の中日は先発陣が頑張り、中継ぎの投球数抑えめでいくことができました。

特に7月31日から8月2日のヤクルト3連戦では、中継ぎで登板した選手はマルティネス選手だけでした。

ヤクルト3連戦で中継ぎを温存できた後の横浜3連戦では、調子が良くない先発を早い回から降ろし中継ぎを総動員して勝ちを伺う采配を行いました。

横浜3連戦については結果は出ませんでしたが、与田監督は理にかなった采配を行ったのかなと思います。

 

・ヤクルト

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
20球     休日   33球   53球
清水     15球 25球   10球 50球
久保 21球       11球   32球
長谷川   7球     12球 10球 29球
石山     13球     16球 29球
大下 14球     13球     27球
マクガフ       6球   20球 26球
中澤 6球           6球

この週のヤクルトは上手く投球数を分散できていたのかなと思います。

ヤクルトは防御率の悪い投手でも僅差の試合で起用して、何とか疲労を分散させようとしている印象があります。

1・2軍で中継ぎの入れ替えが少ないことから見るに、今の中継ぎ陣で怪我無くシーズンを終えることが今のヤクルトの最適解だと首脳陣は考えているのかもしれません。

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
ケムナ(広)   59球         19球 78球
薮田(広) 35球       16球   24球 75球
馬場(神) 16球   31球   20球     67球
宮國(巨)   17球 18球       27球 62球
大江(巨) 17球   40球         57球

以上。