投球数から見るセリーグ

投球数からセリーグを見ていくブログです。

セリーグ・中継ぎ投球数(6・7月)

今回は6・7月のセリーグ中継ぎ投球数を集計し、まとめていきたいと思います。

下のグラフはセリーグ各球団の中継ぎ投球数を、合計投球数が多い順に並べたものです。

グラフの合計投球数の右にある週間平均は、週間平均投球数のことで、合計投球数に登板した週の分だけ割って導き出したものです。

例えば巨人の中川選手の場合

 232(合計投球数)÷  6(登板した週)=  38.666…(週間平均投球数)

となります。

巨人の澤村選手だと

 171球(合計投球数)÷  5(登板した週)=  34.2(週間平均投球数)

となります。

またセリーグ全中継ぎの合計投球数と週間平均投球数のランキングも、下に載せているのでそれもご覧ください。

 

 

・巨人

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
中川 65球 49球 8球 23球 37球 50球 232球 38.6球
鍵谷 20球 53球 33球 45球 20球 34球 205球 34.1球
澤村 40球 29球 32球 36球 34球   171球 34.2球
高木 16球 49球 43球 31球 22球 8球 169球 28.1球
宮國 55球 11球 30球 21球 16球 35球 168球 28球
藤岡 39球 44球 20球 17球 15球   135球 27球
ビエイラ 25球   18球 68球 9球   120球 30球
大竹       41球 18球 51球 110球 36.6球
鍬原   17球 57球 35球     109球 36.3球
大江           88球 88球 88球
デラロサ 37球 42球 6球       85球 28.3球
高梨         17球 57球 74球 37球
堀岡     35球     30球 65球 32.5球
田中豊           51球 51球 51球
古川 28球           28球 28球

 

6・7月の巨人は、中川、鍵谷、澤村、高木、宮國、藤岡を中心とした中継ぎ運用となりました。

巨人はセリーグの他球団と比べてダントツに中継ぎの投球数を抑えることができました。

これは先発が長い回を投げる分、中継ぎの投球数を抑えることができたと考えるべきか、

それとも打線が良くて大差のゲームが多くなることで、中継ぎの登板数を分散し、投球数も抑えることができたと考えるべきなのか。

何がともあれセットアッパーやストッパーを担っていた中川選手でさえ、232球と少なく抑えることができていますし、

中継ぎ陣で単純な酷使による故障や成績悪化は見込めないという印象です。

 

故障というとデラロサ選手が7月5日の試合でアクシデント、そのまま登録抹消となってしまいましたが、

週間平均投球数を見てみると28.3球と少なめで、巨人首脳陣としては防ぎようのない事態だったのかなと思います。

高木選手にも故障がありました。

7月28日の登板を最後に投げていなく、股関節の違和感で登録抹消となっています。

この高木投手も投球数から見ると、別段酷使されているように見えません。

故障の理由とすれば登板数で、7月28日終了時で全31試合中17試合を登板しており、これが理由としては十分な気がします。

 

と、このブログの趣旨とは反する事態が起こってしまいましたが、私自身投球数だけですべてを説明できるとは考えていませんし、登板数であればヤフーやBaseball LABで確認できることだと思うので、

このブログではこれからも投球数を地道に追っていこうと考えています。

 

 

・横浜

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
エスコバー   55球 64球 48球 53球 83球 303球 60.6球
パットン 44球 81球 38球 35球 31球 58球 287球 47.8球
山崎 35球 48球 29球 25球 49球 84球 270球 45球
三嶋 70球 25球 60球 31球 30球 48球 264球 44球
国吉 39球 81球 21球 19球 52球 37球 249球 41.5球
石田 36球 32球 22球 5球 11球 75球 181球 30.1球
平田 32球 13球 6球 35球 20球 16球 122球 20.3球
伊勢 41球 19球 28球       88球 29.3球
櫻井       67球     67球 67球
武藤 16球   17球 26球     59球 19.6球

 

6・7月の横浜は、エスコバー、パットン、山崎、三嶋、国吉、石田、平田を中心とした中継ぎ運用となりました。

先発陣とは打って変わって中継ぎ陣は固定して起用している印象。

そして何より中継ぎ陣の合計投球数が軒並み多い。

前回の投稿で、横浜首脳陣は先発にあまり投球数を投げさせない印象と書いたのですが、

先発に投げさせない分中継ぎに投球数がいってしまったのかなと感じています。

中でもエスコバー選手は合計投球数セリーグ3位、週間平均投球数セリーグ2位ですので、かなり酷使気味だと思います。

エスコバー選手は去年もかなり投げていた印象なのですが、けがに強い選手なのでしょうか。

横浜の中継ぎ陣は他球団に比べて投球数が多いので、故障や成績悪化にならないか少し心配な気がします。

 

 

阪神

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
スアレス 17球 29球 24球 74球 55球 43球 242球 40.3球
岩崎 49球 35球 18球 54球 59球 13球 228球 38球
小川 61球 56球   23球 19球 48球 207球 41.4球
馬場   21球 17球 54球 53球 42球 187球 37.4球
能見 32球 61球   30球 16球 21球 160球 32球
藤川 35球 23球 14球 22球 20球 29球 143球 23.8球
伊藤   18球 12球 15球 45球 24球 114球 22.8球
望月   19球   20球 14球 49球 102球 25.2球
谷川 50球 29球         79球 39.5球
守屋 62球           62球 62球
ガンケル           44球 44球 44球
福永   16球         16球 16球
エドワーズ 14球           14球 14球

 

6・7月の阪神は、スアレス、岩崎、小川、馬場、能見、藤川、伊藤を中心とした中継ぎ運用となりました。

阪神は巨人同様に中継ぎの投球数を抑えることができました。

前回の投稿で、先発陣のうち西勇輝選手と藤浪選手には結構投げさせている印象を受けたのですが、

チームに1、2人多くの投球数を投げれるタフな先発がいるだけで、中継ぎ陣は楽になるのかもしれません。

同じく中継ぎの投球数を抑えることができている巨人も、菅野選手には結構投げさせていますし、

タフな先発が1人いるのといないのとでは大違いなのかもしれませんね。

 

阪神では岩崎選手が7月25日に怪我で登録抹消となりました。

岩崎選手は合計投球数、平均週間投球数ともに多い数字ではないので、長年の蓄積疲労によるものなのか。

今年はコロナもあり、選手の調整難しく、その影響での故障の可能性もあります。

故障にはそれぞれ理由があって、投球数だけでは語れないものが多いのだなと感じました。

 

 

・広島

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
フランスア 27球 23球 40球 61球 50球 46球 247球 41.6球
菊池保 38球 18球 20球 26球 67球 59球 228球 38球
塹江 16球 48球 15球 57球 46球 38球 220球 36.6球
高橋 12球 53球 54球 61球 9球   189球 37.8球
DJ.ジョンソン       70球 80球 35球 185球 61.6球
薮田   38球 22球 23球 15球 87球 185球 37球
島内     28球 79球 33球 32球 172球 43球
ケムナ     31球 58球 26球 54球 169球 42.2球
一岡       12球 55球 66球 133球 44.3球
スコット 75球 13球     30球   118球 39.3球
中崎 38球 31球 33球       102球 34球
今村 34球 2球 19球       55球 18.3球
中村恭     23球       23球 23球
中田           17球 17球 17球

 

6・7月の広島はフランスア、菊池保、塹江、高橋、薮田を中心とした中継ぎ運用となりました。

この前の中継ぎ投球数の記事で、広島の中継ぎ運用はあまり上手くいっていない印象と書いたのですが、

6・7月全体で見ると巨人や阪神と並ぶほど、投球数を分散させることができていました。

広島も巨人や阪神同様に、先発陣で多くの球数を投げた選手がいました。

大瀬良選手は2完投、森下選手も多くの投球数を投げ、遠藤選手も1完投と、先発陣が踏ん張ったイメージ。

DJ.ジョンソン投手が週間投球数セリーグ1位を記録しましたが、実働期間が3週間ですし、来月の数値も見つつ、この起用がどうなのか考えていくつもりです。

 

 

・中日

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
27球 69球 39球 51球 46球 70球 302球 50.3球
岡田 40球 41球 82球 41球 40球 43球 287球 47.8球
R.マルティネス 42球 44球 80球 31球 15球 55球 267球 44.5球
橋本 47球 36球 61球 47球 46球 25球 262球 43.6球
祖父江 65球 40球 38球 49球 11球 40球 243球 40.5球
ゴンサレス 34球 29球 47球 25球 27球 32球 194球 32.3球
佐藤       54球 73球 41球 168球 56球
鈴木 77球   29球 45球     151球 50.3球
藤嶋       66球 32球 18球 116球 38.6球
三ツ間   36球 33球 36球     105球 35球
谷元         26球 32球 58球 29球
又吉 35球 14球         49球 24.5球
山本         11球 25球 36球 18球

 

6・7月の中日は、福、岡田、R.マルティネス、橋本、祖父江、ゴンサレスを中心とした中継ぎ運用となりました。

中日の中継ぎ陣は、横浜と同様に中継ぎ陣がある程度固定されていて、なおかつそこそこ投球数投げさせている印象です。

前回の投稿で、中日は大野雄大や柳といったエース級の先発には、結構な投球数を投げさせていると書いたのですが、

巨人、阪神、広島と同様に考えると、先発が多く投げると中継ぎの投球数が少なくなるはずですが、中日はそうなっていない。

そこに中日の戦略が見えてくる気がします。

 

戦略としては、

・エース級の先発にはいけるところまで投げさせる。

・それ以外の先発が登板するときは、早い回から中継ぎを動員する。

・先発が打たれてビハインド展開になっても勝ちパターンを動員して勝ちを伺う。

このような戦略なのかなという気がします。

悪くいけば先発、中継ぎ共倒れの危険もありますが、今年は120試合だけですし、何とか耐えられるでしょうか。

この戦略で誤算なのが、この采配を行っても勝ちを拾えていないところ。

中日の打線が復活すれば、負けゲームをひっくり返すことが増え、勝ちも拾えるようになってくると思うのですが。

中日は打線次第な気がします。

 

 

・ヤクルト

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
寺島 47球 68球 40球 32球 87球 51球 325球 54.1球
清水 44球 31球 46球 62球 59球 62球 304球 50.6球
梅野 44球 68球 47球 53球 34球 52球 298球 49.6球
石山 26球 59球 81球 34球 45球 50球 295球 49.1球
マクガフ 51球 49球 75球 30球 38球 27球 270球 45球
  57球 50球 7球 37球 90球 241球 48.2球
長谷川 44球 20球 40球 26球 50球 58球 238球 39.6球
中澤 14球 38球 20球 29球 32球 51球 184球 30.6球
近藤 22球 14球 58球 38球     132球 33球
坂本           70球 70球 70球
風張         44球   44球 44球
今野 31球           31球 31球
大下           25球 25球 25球
久保           21球 21球 21球
大西 12球           12球 12球

 

6・7月のヤクルトは、寺島、清水、梅野、石山、マクガフ、星、長谷川、中澤を中心とした中継ぎ運用となりました。

ヤクルトの中継ぎ運用は、横浜と中日と似ていて、中継ぎ投手の投球数多めです。

ヤクルトの全体的な投手の運用は、横浜にすごく似ていると思っています。

どちらのチームも先発にあまり投げさせない代わりに、中継ぎに投げさせている運用となっています。

これが吉と出るか凶と出るかはシーズン終盤まで観察していく所存です。

またヤクルトも横浜も防御率が低い中継ぎを、リードの場面や僅差の場面でも起用している印象があります。

ヤクルトではマクガフ選手や中澤選手、横浜ではパットン選手や山崎選手がそれにあたります。

どちらのチームもメジャー志向が強く、他のチームとは異なるチームの色が出てて面白いなと感じます。

 

6・7月の合計投球数セリーグ1位は寺島選手でした。

寺島選手は週間平均投球数でもセリーグ4位と少し酷使気味かなという気がします。

その寺島選手は7月27日に登録抹消されましたので、ヤクルト首脳陣も酷使気味という理解はあるのかもしれません。

しかしその一方で寺島選手、登録抹消以降ファームでの登板がないのが少し気がかりです。

もしかしたら怪我?か先発転向の準備なのかもしれませんね。

ヤクルトではもう1人、清水選手にも注目したいと思います。

清水選手は合計投球数セリーグ2位、週間平均投球数5位と、リーグ比較で酷使されています。

ヤクルトの投手運用の闇の部分かなという気がします。

ヤクルトの投手運用の光の部分は、先発陣がシーズン終盤にバテにくいこと。

シーズン終盤に先発がバテてイニングを投げれなくなってしまうと、結局中継ぎ総動員になってしまうということで、

ヤクルトの投手運用はそれを防ぐ効用あると思いますが、吉と出るか凶と出るか。

 

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
寺島(ヤ) 47球 68球 40球 32球 87球 51球 325球 54.1球
清水(ヤ) 44球 31球 46球 62球 59球 62球 304球 50.6球
エスコバー(横)   55球 64球 48球 53球 83球 303球 60.6球
福(中) 27球 69球 39球 51球 46球 70球 302球 50.3球
梅野(ヤ) 44球 68球 47球 53球 34球 52球 298球 49.6球

 

 

セリーグ中継ぎ週間平均投球数トップ5(合計投球数100球以上)

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 週間平均
DJ.ジョンソン(広)       70球 80球 35球 185球 61.6球
エスコバー(横)   55球 64球 48球 53球 83球 303球 60.6球
佐藤(中)       54球 73球 41球 168球 56球
寺島(ヤ) 47球 68球 40球 32球 87球 51球 325球 54.1球
清水(ヤ) 44球 31球 46球 62球 59球 62球 304球 50.6球

 

 

いかがだったでしょうか。

前回の投稿も合わせて考えると、セリーグ6球団で投手全体の運用のグループ分けができると考えています。

エース級先発に投げさせ中継ぎ温存グループ(巨人、阪神、広島)と、

中継ぎに投げさせエース級先発でも温存グループ(横浜、ヤクルト) 。

中日だけ独特で、エース級先発にも投げさせ中継ぎにも投げさせます。

まだまだシーズンは序盤ですし、これから各球団の戦略変わってくるかもしれませんが、6・7月を見る限りはこのような感じなのかなと考えています。

 

次回は週間の中継ぎ投球数をまとめていきたいと思います。

以上。

セリーグ・先発投球数(6・7月)

今回は6・7月のセリーグの先発の投球数を集計し、まとめていきたいと思います。

先発投手の投球数をまとめる趣旨は、先発投手の酷使を可視化することです。

投手の酷使のうち、近頃は中継ぎの酷使が大きく取り上げられる節がありますが、先発投手の酷使も馬鹿にならないと思っていまして、投球数と故障の関係や、投球数と成績悪化の関係をまとめられればと思っています。

それでは本題へ参りましょう。

下のグラフはセリーグ各球団の先発の投球数を、合計投球数が多い順に並べたものです。

合計投球数の右に平均投球数も載せたので、それも合わせてご覧になっていただければと思います。

またセリーグ全先発の合計投球数と平均投球数のランキングも、下に載せているのでそれもご覧ください。

 

 

・巨人

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
菅野 107球 102球 122球 109球 135球 120球 695球 115.8球
メルセデス 50球 90球 112球 105球 110球 116球 583球 97.1球
桜井 99球 107球   93球 79球 116球 494球 98.8球
戸郷 92球 96球   103球 84球 78球 453球 90.6球
サンチェス 96球 97球 36球 99球 119球   447球 89.4球
田口 91球 83球 32球       206球 68.6球
今村         89球 57球 146球 73球
澤村           62球 62球 62球
          52球 52球 52球

 

6・7月の巨人は、菅野、メルセデス、桜井、戸郷、サンチェスを中心とした先発運用となりました。

巨人の先発陣の中で菅野投手は多くの投球数を投げました。

6・7月の菅野投手は、合計投球数がセリーグ2位、平均投球数がセリーグ3位と、セリーグの中でも多くの投球数を投げている部類です。

野投手は去年故障がちでしたが、再発しないかどうか。

巨人の首脳陣としては元々故障には強い投手だということでこの起用をしていると思いますが大丈夫かどうか。

野投手がシーズンを戦い抜けるか、追ってレポートしていきたいなと考えています。

巨人の首脳陣、菅野以外の投手については大事に扱っている印象です。

 

 

・横浜

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
濱口 133球 88球 120球 107球   103球 96球   647球 107.8球
平良 98球 104球 94球 114球   109球 107球   626球 104.3球
今永 93球 114球 108球 95球   90球 117球   617球 102.8球
大貫   58球   30球 89球 111球 93球   381球 76.2球
井納 96球   102球     89球 85球   372球 93球
ピープルズ 100球 78球       98球     276球 92球
上茶谷             91球 95球 186球 93球
中川     59球 35球         94球 47球
坂本 81球               81球 81球
櫻井   72球             72球 72球

 

6・7月の横浜は、6球団の中で最多の10投手が先発しました。

その中で濱口、平良、今永が中心となりました。

全体的な印象としては、エース級の投手でも大事に扱っている印象があります。

基本的にはどの先発もあまり多くの投球数を投げさせない印象です。

例外として濱口投手がシーズン初登板で133球投げていますが、次の登板で88球で降板させて調整させています。

先発に投げさせないなら、中継ぎにしわ寄せがいってしまうものですが、中継ぎの投球数については、このブログの過去記事をご覧ください。

 

 

阪神

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
西勇 97球 99球 122球 119球 125球 121球   683球 113.8球
ガルシア 79球 107球 91球 95球 98球 80球   550球 91.6球
岩貞 99球 73球 90球 114球 92球 72球   540球 90球
青柳 77球 103球   83球 97球 86球 90球 536球 89.3球
秋山 81球 73球   99球 95球 113球   461球 92.2球
藤浪         106球 115球   221球 110.5球
中田   80球   101球       181球 90.5球
ガンケル 62球             62球 62球

 

6・7月の阪神は、西勇輝、ガルシア、岩貞、青柳、秋山を中心とした先発運用となりました。

西勇輝投手は菅野投手同様に合計投球数と平均投球数、ともにトップ5にランクインしました。

また藤浪投手も2登板ながら平均投球数セリーグ5位となりました。

阪神首脳陣としては、西勇輝投手も藤浪投手もこれだけ投げても故障しないという認識のもとの起用だと思いますが、

それにしても故障しないということは野球選手にとって大正義だなと感じました。

 

 

・広島

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
森下 104球 136球 122球   120球 100球 582球 116.2球
大瀬良 116球 132球 74球 107球 118球 33球 580球 96.6球
九里 118球 97球   95球 103球 87球 500球 100球
K.ジョンソン 100球 95球 109球 96球   95球 495球 99球
遠藤 98球   108球 105球 89球 40球 440球 88球
床田 78球 45球   114球 99球 98球 434球 86.8球
野村         103球 97球 200球 100球
薮田       47球     47球 47球

 

6・7月の広島は、森下、大瀬良、九里、K.ジョンソン、遠藤、床田を中心とした先発運用となりました。

広島先発陣の中で酷使気味に感じた投手は森下投手です。

森下投手は1回登板が飛んだ関係で、合計投球数はランクインしていませんが、平均投球数はセリーグ2位と、平均投球数では菅野や西勇輝以上の数値を出しました。

森下投手はルーキーイヤーですし、ここまで投げさせるのは故障の引き金にならないか心配です。

故障と言えば、大瀬良投手が7月24日の登板でアクシデントで途中降板しました。

このアクシデントは、結果的に1回登板を飛ばすだけで済む軽い故障だったのですが、明らかに開幕初めの2登板連続の完投が影響しているものと思われ、広島首脳陣の采配どうなのかなと思うところあります。

 

参考記事

https://news.yahoo.co.jp/articles/55038c38ba8a281673b92d2544d985bbcd46f646

 

広島の投手運用は中継ぎでもどうなのかなというところがあると思っています。

このことについてはこのブログの過去記事をご参照ください。

 

 

・中日

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
大野雄 83球 111球 124球 103球 118球 103球 128球 770球 110球
梅津 108球 104球 104球 119球 85球 91球   611球 101.8球
岡野 74球 85球 82球 76球 82球 69球   468球 78球
山本 80球 99球 73球 85球 87球     424球 84.8球
120球 118球 121球         358球 119.3球
松葉       86球 91球 94球   271球 90.3球
勝野       70球 55球 83球   208球 69.3球
吉見 65球 75球 60球         200球 66.6球
福谷           81球   81球 81球

 

6・7月の中日は、大野雄大、梅津、岡野、山本を中心とした先発運用となりました。

大野雄大投手は合計投球数セリーグ1位を記録しましたが、大野雄大投手は実は6・7月のセリーグ唯一の7先発でして、中5日や中4日での先発もなしですので、

この1位は巡り合わせであってしょうがないかなと思います。

大野雄大投手は開幕序盤はあまり調子良くなかったですが、しっかり調子を上げてイニングを稼いでる様はさすがだなという印象です。

中日でもう1人注目したい投手がいて、それは柳投手です。

柳投手は3登板ながら平均投球数セリーグ1位となりました。

森下、菅野、西勇輝以上の数値です。

そして案の定7月7日の登板の後、右腹直筋の筋挫傷で登録抹消。

1軍復帰まで1カ月かかりました。

柳投手については平均投球数119球が故障の危険水域なのかなと。

どこまでの投球数を投げさせると故障してしまうかは、それぞれの選手によって変わってくると思いますが、柳投手に関しては119球というのが危険水域なのかなと思いました。

 

参考記事

https://www.chunichi.co.jp/article/86314

 

 

・ヤクルト

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
小川 98球 101球 95球 97球 107球 107球   605球 100.8球
イノーア 85球 73球 73球 86球 81球 74球   472球 78.6球
高梨 105球   97球 100球 92球 45球   439球 87.8球
高橋     100球 106球 89球 108球   403球 100.7球
石川 84球 93球 81球 99球       357球 89.2球
スアレス 85球 100球 78球         263球 87.6球
吉田大喜         65球 98球 89球 252球 84球
        90球 89球   179球 89.5球
山田大 83球 49球           132球 66球

 

6・7月のヤクルトは小川、イノーア、高梨を中心とした先発運用となりました。

ヤクルトの全体的な印象として、横浜と同様にエース級を含めた先発を大事に扱っているなという印象です。

ヤクルトは横浜より徹底していて、110球以上投げた先発ゼロでした。

調子が良くても無理して投げさせない印象。

2019年以前のデータがないので確証は得られませんが、これは高津監督の影響なのかなと思っています。

広島の参考記事で、

広島は一時、黒田くんがメジャーから戻ってきた時、先発は100球程度までという考えが定着した時期がありましたが」

という一節があるのですが、メジャー経験のある選手や監督は先発を大事に扱う考えが自然と身に着くのかもしれません。

同様な先発運用をする横浜のラミレス監督もメジャー流の考えを取り入れる監督ですので、この説は有力かなと思っています。

先発を大事に扱うと中継ぎにしわ寄せがいってしまうと予想できるのですが、実際のところどうなのか、このブログの過去記事をご参照ください。

 

 

セリーグ先発投球数トップ5

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
大野雄 83球 111球 124球 103球 118球 103球 128球 770球 110球
菅野 107球 102球 122球 109球 135球 120球   695球 115.8球
西勇 97球 99球 122球 119球 125球 121球   683球 113.8球
濱口 133球 88球 120球 107球 103球 96球   647球 107.8球
平良 98球 104球 94球 114球 109球 107球   626球 104.3球

 

 

セリーグ先発平均投球数トップ5

  6/19~6/25 6/26~7/2 7/3~7/9 7/10~7/16 7/17~7/23 7/24~7/31 合計 平均
120球 118球 121球       358球 119.3球
森下 104球 136球 122球   120球 100球 582球 116.2球
菅野 107球 102球 122球 109球 135球 120球 695球 115.8球
西勇 97球 99球 122球 119球 125球 121球 683球 113.8球
藤浪         106球 115球 221球 110.5球

 

 

いかがだったでしょうか。

各チームの先発運用の違いが見れて面白かったと思います。

大きく分けると、巨人、阪神、広島、中日と、横浜、ヤクルトで先発運用の色の違いがあるなと感じました。

巨人、阪神、広島、中日は、エース級の投手や調子の良い投手にその日いけるところまで投げさせますが、

横浜、ヤクルトは、エース級の投手や調子の良い投手でも無理して投げさせません。

この先発運用の違いがシーズン終盤にどう響くのか、見守っていきたいと考えています。

 

次回は6・7月のセリーグ中継ぎ投球数をまとめていきたいと思います。

以上。

セリーグ・中継ぎ投球数(7/31~8/6)

今回は7月31日から8月6日の中継ぎ投球数を集計し、まとめたいと思います。

 

・巨人

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
宮國   17球 18球 休日     27球 62球
大江 17球   40球       57球
堀岡   8球 9球     29球 46球
田中     25球     6球 31球
高梨 11球     12球 7球   30球
大竹 21球       9球   30球
鍵谷 14球     12球     26球
中川 12球       14球   26球
高木     23球       23球
増田大           13球 13球
沼田           11球 11球

この週の巨人の目玉は、何といっても野手の増田大輝選手の登板ですね。

増田大輝選手が登板する時点で、巨人のベンチにいた投手は大竹、鍵谷、中川、大江。

ビハインドでの登板となると大江選手を登板させてもおかしくはなかったと思うのですが、そこでも増田大輝選手を登板させたことに巨人のリスク管理が見えてくるのかなと思います。

大江選手はこの前の週(7月24日~7月30日)で71球、そしてこの週(7月31日~8月6日)でも8月6日の前の段階で57球を投げており、投球数が多くなってしまっています。

あの場面で大江選手を登板させなかったことには、巨人首脳陣が大江選手の疲労を心配して温存させたリスク管理が見えてくるのかなと思います。

(ただ大江選手を守った一方、堀岡選手のメンタル的に傷をつけてしまった可能性がありますが・・・)

 

・横浜

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
石田 6球 11球   休日 19球   13球 49球
三嶋 13球     15球   10球 38球
エスコバー 19球       11球   30球
パットン   27球         27球
山崎 13球       12球   25球
武藤         20球   20球
国吉 18球           18球
三上     17球       17球
平田         10球   10球

この週の横浜は投球数を分散できていて良かったかなと思います。

先発陣のうち4人が7イニングを投げたので、投手運用的には出来すぎな一週間で、後のぶり返しが気になるところではありますが。

 

阪神

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
馬場 16球   31球 休日 20球     67球
小川   17球   15球 15球   47球
ガンケル 17球   12球     13球 42球
伊藤   23球   19球     42球
スアレス 28球   12球       40球
藤川 14球   21球       35球
望月       17球   16球 33球
能見   14球     5球   19球

この週の阪神は馬場選手以外は上手く投球数を分散できていたのかなと思います。

投球数が多くなってしまった馬場選手も、前の週(7月24日~7月30日)では26球と少なかったので、大きな疲労にはならないかなと思います。

 

・広島

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
ケムナ   59球   休日     19球 78球
薮田 35球     16球   24球 75球
菊池保   26球       18球 44球
塹江       25球 15球   40球
フランスア       16球 20球   36球
島内   14球       18球 32球
高橋       31球     31球
DJ.ジョンソン 11球         11球 22球
一岡         6球   6球

広島は毎週中継ぎの誰かしらが70球以上投げる状態で、あまり中継ぎ運用上手くいってない印象です。

シーズン序盤は先発の完投や雨天中止の試合が多く、中継ぎの投球数抑えめでいけていましたが、先発が完投できなくなってくると中継ぎにしわ寄せがきてしまっているのかなと思います。

現在のプロ野球では先発の完投の方が異常事態なことだと思うので、先発が完投しなくても中継ぎにしわ寄せがこないような中継ぎの運用を目指したいところですね。

 

・中日

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
谷元       休日   33球 8球 41球
ゴンサレス         27球 14球 41球
濱田達       17球 21球   38球
山本         34球   34球
佐藤       13球   21球 34球
岡田           14球 14球
R.マルティネス   11球         11球

この週の中日は先発陣が頑張り、中継ぎの投球数抑えめでいくことができました。

特に7月31日から8月2日のヤクルト3連戦では、中継ぎで登板した選手はマルティネス選手だけでした。

ヤクルト3連戦で中継ぎを温存できた後の横浜3連戦では、調子が良くない先発を早い回から降ろし中継ぎを総動員して勝ちを伺う采配を行いました。

横浜3連戦については結果は出ませんでしたが、与田監督は理にかなった采配を行ったのかなと思います。

 

・ヤクルト

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
20球     休日   33球   53球
清水     15球 25球   10球 50球
久保 21球       11球   32球
長谷川   7球     12球 10球 29球
石山     13球     16球 29球
大下 14球     13球     27球
マクガフ       6球   20球 26球
中澤 6球           6球

この週のヤクルトは上手く投球数を分散できていたのかなと思います。

ヤクルトは防御率の悪い投手でも僅差の試合で起用して、何とか疲労を分散させようとしている印象があります。

1・2軍で中継ぎの入れ替えが少ないことから見るに、今の中継ぎ陣で怪我無くシーズンを終えることが今のヤクルトの最適解だと首脳陣は考えているのかもしれません。

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 合計
ケムナ(広)   59球         19球 78球
薮田(広) 35球       16球   24球 75球
馬場(神) 16球   31球   20球     67球
宮國(巨)   17球 18球       27球 62球
大江(巨) 17球   40球         57球

以上。

セリーグ・中継ぎ投球数(7/24~7/30)

今回は7月24日から7月30日の中継ぎ投球数を集計し、まとめたいと思います。

今週は6球団全体で少し投球数が多かったような気がします。

それぞれの球団で投球数が多かった理由に違いがありそうですが・・・

 

・巨人

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
大江 10球 27球 4球     16球 14球 71球
田中     13球     11球 27球 51球
高梨 7球 9球     17球 13球   46球
中川 21球 7球     10球     38球
宮國 35球             35球
大竹 13球       8球 9球   30球
堀岡 7球 23球           30球
鍵谷   20球           20球
高木 8球             8球

巨人は大江投手に71球と少し球数が多くなってしまいましたね。

この週の大江投手の71球は、これから起こる増田大輝野手の投手起用と関係していることなのかなと思っています。

このことについては追って記事にしたいと思います。

 

・横浜

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
山崎   12球 24球     16球 19球 71球
石田 18球   2球   29球   20球 69球
エスコバー   37球     21球   6球 64球
パットン 21球   9球     23球 5球 58球
三嶋     5球     13球 17球 35球
国吉 19球             19球
平田           16球   16球

今週の横浜は中継ぎ全体で投球数が多くなってしまいました。

原因としては7月26日の中継ぎ10失点が関係していると思います。

7月26日を境に8~9回を投げていた投手が6~7回を、6~7回を投げていた投手が8~9回を投げるようになったので、その関係で球数が多くなってしまったのかなと思います。

これは一次的な混乱のようなもので継投の形さえ決まれば、球数はおさまってくると思いますが。

 

阪神

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
望月     19球     30球   49球
小川     18球       30球 48球
ガンケル   6球 21球         27球
馬場 26球             26球
伊藤           24球   24球
能見     10球     11球   21球
藤川     15球         15球
スアレス 15球             15球
岩崎 13球             13球

今週の阪神は投球数を抑えることができたかなと思います。

7月28日の秋山投手の完投が大きかったかもしれません。

他にも西投手や藤浪投手の力投も大きかったです。

 

・広島

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
一岡 22球   21球   12球   11球 66球
菊池保     18球   8球   33球 59球
ケムナ 54球             54球
薮田 11球 26球 15球         52球
フランスア 13球         18球 15球 46球
塹江 18球       15球   5球 38球
島内   12球 20球         32球
DJ.ジョンソン     16球       8球 24球
中田   6球 11球         17球

今週の広島も横浜同様に勝ちパターンに異変がありました。

一岡投手は7月24日、7月26日は9回の試合を締める場面で投げましたが、休み明けの7月28日からはビハインドや同点の場面で投げていました。

配置転換が行われた分、球数が増えてしまったかなと思います。

 

・中日

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
  21球 28球       21球 70球
R.マルティネス   9球     23球   23球 55球
岡田 9球       21球   13球 43球
佐藤 12球   9球   20球     41球
祖父江   11球     19球   10球 40球
谷元 22球         10球   32球
ゴンサレス 10球   22球         32球
橋本     25球         25球
山本             25球 25球
藤嶋 18球             18球

福投手の投球数が多くなってしまいましたね。

来週に福投手の投球数を 調整できれば大丈夫でしょう。

 

・ヤクルト

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
8球   42球   29球     79球
坂本         70球     70球
清水 11球 29球       22球   62球
長谷川 13球   35球     10球   58球
梅野 19球       21球 12球   52球
寺島     51球         51球
石山 15球 18球       17球   50球
中澤 5球       40球     45球
マクガフ 14球         13球   27球
大下             11球 11球

今週のヤクルトはチーム全体で投球数が多くなってしまいました。

理由としては7月28日の20失点した試合で、投手が軒並み投球数がかさんでしまったことが挙げられると思っています。

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 合計
星(ヤ) 8球   42球   29球     79球
大江(巨) 10球 27球 4球     16球 14球 71球
山崎(横)   12球 24球     16球 19球 71球
福(中)   21球 28球       21球 70球
坂本(ヤ)         70球     70球

以上。 

セリーグ・中継ぎ投球数(7/17~7/23)

今回も過去編として7月17日から7月23日の中継ぎの投球数を集計しまとめていきたいと思います。

 

・巨人

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
中川   19球 18球 休日       37球
澤村     20球   14球   34球
高木 12球   10球       22球
鍵谷         4球 16球 20球
大竹     6球     12球 18球
高梨         17球   17球
宮國         16球   16球
藤岡         15球   15球
ビエイラ         9球   9球

今週の巨人は7月21日の菅野投手の完投を考慮に入れてもすごいと思えるほどに投球数を抑えることができました。しかもそれでいて5勝1敗はさすがですね。

 

・横浜

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
エスコバー     17球 休日 12球 13球 11球 53球
国吉   27球 5球 13球 7球   52球
山崎     20球   29球   49球
パットン     14球   17球   31球
三嶋       9球 13球 8球 30球
平田       20球     20球
石田   11球         11球

今週の横浜はある投手に多少投球数の偏りがあるが、良く分散できていると思いました。

 

阪神

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
岩崎 23球   11球 休日 11球 14球   59球
スアレス 14球     20球 21球   55球
馬場     22球 15球 16球   53球
伊藤     23球     22球 45球
藤川           20球 20球
小川     19球       19球
能見     16球       16球
望月           14球 14球

阪神も丁度良い分散具合だと思います。

 

・広島

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
DJ.ジョンソン 13球   26球 休日 26球 28球   80球
菊池保 24球   25球   18球   67球
一岡 17球   6球   18球 14球 55球
フランスア   12球   12球   26球 50球
塹江     11球   18球 17球 46球
島内   33球         33球
スコット   30球         30球
ケムナ   10球 16球       26球
薮田       15球     15球
高橋       9球     9球

広島は少し中継ぎの運用が雑に思えます。DJ.ジョンソン投手に至っては2週連続で週間投球数が70球以上ですから、かなり疲労がきていると思われます。

 

・中日

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
佐藤   43球 10球 休日 20球     73球
橋本 7球 8球 31球       46球
        12球 34球 46球
岡田   16球 18球 6球     40球
藤嶋 1球   21球 10球     32球
ゴンサレス     18球     9球 27球
谷元       13球   13球 26球
R.マルティネス         15球   15球
祖父江         11球   11球
山本           11球 11球

中日は佐藤選手以外は上手く分散できていると思います。

 

・ヤクルト

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
寺島   29球   休日   18球 40球 87球
清水     32球 17球 10球   59球
長谷川 30球       20球   50球
石山     17球 17球 11球   45球
風張 44球           44球
マクガフ   14球 13球 11球     38球
  15球     15球 7球 37球
梅野   4球 7球 23球     34球
中澤 18球       14球   32球

ヤクルトも寺島投手が87球と多いですが、その他の投手はそれほど偏ることなく起用できていると思います。

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  7月17日 7月18日 7月19日 7月20日 7月21日 7月22日 7月23日 合計
寺島(ヤ)   29球       18球 40球 87球
DJ.ジョンソン(広) 13球   26球   26球 28球   80球
佐藤(中)   43球 10球   20球     73球
菊池保(広) 24球   25球     18球   67球
岩崎(神) 23球   11球   11球 14球   59球
清水(ヤ)     32球   17球 10球   59球

以上。

セリーグ・中継ぎ投球数(7/10~7/16)

今回も過去編として7月10日から7月16日の中継ぎの投球数を集計しまとめていきたいと思います。

 

・巨人

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
ビエイラ  雨天中止 23球    休日   45球   68球
鍵谷 19球   13球   13球 45球
大竹     19球   22球 41球
澤村   20球 16球     36球
鍬原 35球         35球
高木 4球 6球 21球     31球
中川   23球       23球
宮國   13球     8球 21球
藤岡 5球 1球   11球   17球

今週の巨人はビエイラ投手以外は上手く投球数を分散させることができていたのかなと思います。

 

・横浜

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
櫻井 39球      休日     28球 67球
エスコバー   11球 17球   20球   48球
パットン     19球   16球   35球
平田           35球 35球
三嶋         5球 26球 31球
武藤           26球 26球
山崎   11球   14球     25球
国吉   19球         19球
石田   5球         5球

今週の横浜は巨人同様に上手く投球数を分散させることができていたのかなと思います。唯一投球数が多い櫻井投手も基本的にはビハインドで登板する投手ですし、勝ちパターンの投手を中心にかなり休ませることができているのかなと思います。

 

阪神

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
スアレス   19球 21球  休日 16球   18球 74球
馬場   5球   14球 35球   54球
岩崎   10球   16球   28球 54球
能見         10球 20球 30球
小川           23球 23球
藤川   22球         22球
望月         20球   20球
伊藤         15球   15球

今週の阪神は少しスアレス投手に負担が偏ってしまったのかなと思います。しかしスアレス投手はこれまでの週間の投球数が17球(6/19~6/25)、29球(6/26~7/2)、24球(7/3~7/9)と低く推移してきたので、これくらいの負担であれば大丈夫かなと思います。

 

・広島

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
島内   12球    休日 20球 47球   79球
DJ.ジョンソン   25球   32球   13球 70球
高橋     22球   17球 23球 61球
フランスア 6球     34球   21球 61球
ケムナ       12球   46球 58球
塹江 13球   22球     22球 57球
菊池保 14球   12球       26球
薮田   12球 11球       23球
一岡         12球   12球

今週の広島は全体的に55球以上の投手が6人と投球数が多かったのかなと思います。この週は今年広島が初めて雨天中止や先発の完投がなかった週です。その中で投球数が多くなってしまったのは広島の中継ぎの運用どうなのかなと思いますね。

 

・中日

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
藤嶋     37球  休日 19球 10球   66球
佐藤   26球   17球   11球 54球
7球       29球 15球 51球
祖父江 11球   26球   12球   49球
橋本   47球         47球
鈴木   45球         45球
岡田     6球 27球   8球 41球
三ツ間   36球         36球
R.マルティネス 10球       21球   31球
ゴンサレス       11球   14球 25球

今週の中日は先週80球以上投げた岡田投手やマルティネス投手の投球数が抑えられていたので良かったのかなと思います。

 

・ヤクルト

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
清水  雨天中止 9球 17球  休日   16球 20球 62球
梅野 20球 11球   22球   53球
近藤 25球       13球 38球
石山   18球   16球   34球
寺島     11球   21球 32球
マクガフ     6球 24球   30球
中澤     29球     29球
長谷川   14球   12球   26球
    7球     7球

今週のヤクルトは中日と同様に先週80球近く投げた石山投手やマクガフ投手の投球数が抑えられていたので良かったのかなと思います。

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  7月10日 7月11日 7月12日 7月13日 7月14日 7月15日 7月16日 合計
島内(広)   12球     20球 47球   79球
スアレス(神)   19球 21球   16球   18球 74球
DJ.ジョンソン(広)   25球     32球   13球 70球
ビエイラ(巨)   23球       45球   68球
櫻井(横) 39球           28球 67球

以上。

セリーグ・中継ぎ投球数(7/3~7/9)

今回も過去編として7月3日~7月9日の中継ぎの投球数を集計してまとめていきたいと思います。

今週は雨天中止試合が阪神が4試合、広島が3試合、巨人が2試合、横浜が1試合と多く、全般的に中継ぎの投球数は抑えられていたのかなと感じました。

それでは具体的にどのような感じなのか見ていきましょう。

 

・巨人

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
鍬原   57球     休日  雨天中止  雨天中止   57球
高木   19球 17球 7球 43球
堀岡     35球   35球
鍵谷   17球 16球   33球
澤村   16球 16球   32球
宮國     30球   30球
藤岡     20球   20球
ビエイラ       18球 18球
中川   8球     8球
デラロサ     6球   6球

今週の巨人は雨天中止2試合に加えて7月3日に菅野投手の完投があり、中継ぎの投球数をかなり抑えることができたのかなと思います。

 

・横浜

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
エスコバー   43球     休日  雨天中止 21球   64球
三嶋 38球     11球 11球 60球
パットン     3球 23球 12球 38球
山崎 11球       18球 29球
伊勢   12球 16球     28球
石田     16球   6球 22球
国吉   21球       21球
武藤   17球       17球
平田   6球       6球

今週の横浜は先週に80球以上投げたパットン投手や国吉投手を上手く休ませることができているなと感じました。

横浜の中継ぎの運用は一週間単位では投球数がある選手に偏ることがありますが、2週間ほどの単位で見ると投球数が上手く分散できているのかなと思いました。

 

阪神

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
スアレス  雨天中止 10球    雨天中止  雨天中止  雨天中止 14球 24球
岩崎 11球   7球 18球
馬場 17球     17球
藤川     14球 14球
伊藤   12球   12球

今週の阪神は雨天中止4試合と試合数が少なかったので投球数を少なく抑えることができたかなと思います。

 

・広島

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
高橋  雨天中止 21球 13球  雨天中止  雨天中止   20球 54球
フランスア   15球   25球 40球
中崎 19球     14球 33球
ケムナ   31球     31球
島内       28球 28球
中村恭 23球       23球
薮田 15球     7球 22球
菊池保     20球   20球
今村 19球       19球
塹江     15球   15球

今週の広島も阪神と同様に雨天中止があり試合数が少なかったので、中継ぎの投球数が抑えられているなと感じました。

 

・中日

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
岡田     12球   休日 32球 15球 23球 82球
R.マルティネス     30球 40球 10球   80球
橋本 15球 12球     34球   61球
ゴンサレス   16球     15球 36球 47球
    11球 10球 18球   39球
祖父江   15球     14球 9球 38球
三ツ間 19球         14球 33球
鈴木   18球       11球 29球

今週の中日は6試合あり、かつ延長試合が2試合とタフな一週間だったと思います。その中でストッパーの岡田投手とセットアッパーのマルティネス投手の投球数が多くなっているなと思います。

 

・ヤクルト

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
石山   24球     休日 18球 16球 23球 81球
マクガフ   29球   20球   26球 75球
近藤 27球   17球     14球 58球
    38球     12球 50球
梅野   26球   11球 10球   47球
清水 25球     14球 7球   46球
寺島 9球   13球 9球 9球   40球
長谷川 17球   5球 7球 11球   40球
中澤         20球   20球

今週のヤクルトは中日と同様に6試合かつその中で延長が2試合だったため、中継ぎの投球数が多くなってしまっていると感じました。

 

セリーグ中継ぎ投球数トップ5

  7月3日 7月4日 7月5日 7月6日 7月7日 7月8日 7月9日 合計
岡田(中)     12球   32球 15球 23球 82球
石山(ヤ)   24球     18球 16球 23球 81球
R.マルティネス(中)     30球   40球 10球   80球
マクガフ(ヤ)   29球     20球   26球 75球
エスコバー(横)   43球       21球   64球

今週のセリーグ中継ぎ投球数トップ5は、6試合かつ延長試合が2試合だった中日とヤクルトの投手が多いなと思います。

延長試合が多いとかなり中継ぎの運用が難しくなるなと思ったこの一週間でした。

以上。